時間：9時30分～12時30分　　　　

講師：深田 和浩 先生 ( 武蔵台病院 )
 

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【abstract】
　Pusher現象は，1985年にDaviesらによって「押す人症候群」として最初に報告され，2000年以降多くの研究によって本現象の実態が明らかになりつつある．
　一方，Pusher現象の生起は空間における垂直判断の異常が主たる要因とされているが，その特性については研究ごとで異なり，コンセンサスが得られていない．また，Pusher現象は半側空間無視など様々な周辺症状を伴っていることが多く，これが本現象の理解を複雑化させている要因の一つである．
　すなわち，Pusher現象の治療では，Pusher現象以外の症状も加味したうえで，丁寧に紐解き治療を展開していく必要がある．
　本講義では，Pusher現象の基本的な病態をレビューしつつ，Pusher現象の評価と治療について最新の知見をもとに講義する．

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